ワイヤー矯正とは



歯の表側にブラケットとワイヤーの装置を付ける「表側矯正」は、矯正治療の中でもポピュラーな存在です。
表側矯正の1番大きなメリットは、多くの症例に対応できる点です。また、その他の装置と比べて治療期間が短く、費用も比較的抑えることができます。歯にかける最適な力は10-120g程度**と言われています。
従来の装置は銀色の金属のみでしたが、当院では目立ちにくい装置によるワイヤー矯正も行なっています。



ワイヤー矯正のメリット
- 幅広い症例に適応でき、実績が多い
- 歯の移動を緻密にコントロールできる
ワイヤー矯正のデメリット
- 装置が目立ちやすい
- 金属アレルギーの方は使用できない
- 装置が複雑なため、ケアが難しい
目立たない表側矯正
矯正治療というと、子供の頃に受けないと効果がないと思われている方も多いようですが、基本的に矯正治療に年齢制限はなく、何歳でも受けることができます。
近年では、健康意識の高まりから、成人してからも矯正治療を希望される方が増えています。歯並びを整えることは、コンプレックスを解消するだけではなく、噛み合わせが改善されます。

ワイヤー矯正
(クリアブラケット)

ワイヤー矯正
(セラミックブラケット+ホワイトワイヤー)
リンガル矯正(裏側矯正)
リンガル矯正とは、ブラケットとワイヤーを歯の裏側に装着する裏側矯正のことです。見た目を気にすることなく、幅広い症例に対応した矯正治療が受けられます。
しかし、リンガル矯正にはデメリットもあり、装置を歯の裏側につけるため、舌に当たって痛みが出たり、滑舌が悪くなったりする方もいます。また、複雑な形状の歯の裏側に矯正器具を装着するため、治療費が高額になりやすく、治療期間も長くなりやすいという点も挙げられます。
リンガル矯正のデメリット
・適切に矯正器具を装着することが難しく、治療工程が複雑なために治療費用が高額になりやすい
・歯の裏側につけることで装置が舌にあたり、痛みが出たり滑舌が悪くなったりする
デメリット解消のためハーフリンガルをご提案
・ハーフリンガル矯正とは、上の歯だけ裏側矯正(リンガル)にし、下の歯は表側矯正にする
・下の歯の装置は目立ちにくく、滑舌の問題も軽減される
・2週間ほどで慣れる方が多い
<ワイヤー矯正・リンガル矯正の流れ>
1.矯正治療スタート

歯磨き指導やクリーニング、装着前の治療が終わりましたら、装置を装着します。
2.歯の移動定期通院

通院は1ヶ月に1回ほど、期間はおよそ半年〜2年くらいが一般的です。
3.矯正装置除去・保定装置装着

歯並びが整ったと判断できれば矯正装置を外します。歯並び維持のためのリテーナーを作成します。
4.アフターケア

保定装置を使用し、歯並びが維持できているか定期観察します。(2年間) 通院は4ヶ月に一度に減っていきます。