矯正治療は医師選びが大切な理由
「矯正治療を受けたいけれど、どの歯科医院を選んでいいのかわからない」
こうした悩みを抱える方は少なくありません。矯正治療は自由診療であり、治療費も時間もかかるため、安心して任せられる医師を見極めることが大切です。
実は日本では、歯科医師免許を持つ人であれば誰でも矯正治療を提供できます。そのため、矯正を専門に学んでいない歯科医師が治療を行うケースも存在し、医師選びの難しさにつながっています。
この記事では、矯正歯科医の資格制度の仕組みと信頼できる医師選びのポイントを、ガイドラインに沿って解説します。
矯正歯科医の資格制度とは?その実態を整理
矯正歯科に特別な資格は必要か
日本では、歯科医師免許を取得すれば矯正治療を行うことが可能です。つまり、一般歯科しか経験のない歯科医師でも「矯正歯科」と掲げられるのが現状です。
この背景から、患者さんが「どの医師が専門性を持っているのか」を判断するのが難しくなっています。
学会による認定制度の役割
矯正歯科は高度な専門領域であるため、学会が独自に認定資格を設け、医師の専門性を示す目安としています。
代表的な団体には次のようなものがあります。
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会(JOS)
- 一般社団法人 日本矯正歯科協会(JIO)
- 特定非営利活動法人 日本成人矯正歯科学会(JAAO)
この中で最も規模が大きいのが**日本矯正歯科学会(JOS)**で、会員数は約7,000名にのぼります。
日本矯正歯科学会の認定資格の種類
認定医・臨床指導医・専門医の違い
日本矯正歯科学会には、経験や技術に応じて段階的な資格制度があります。
- 認定医
- 臨床指導医(旧専門医)
- 専門医(2024年に新設)
認定医の資格要件
認定医は、矯正歯科の基本的な知識と技術を持つことを証明する資格です。条件には以下が含まれます。
- 歯科医師免許の保有
- 歯科医師免許取得後、5年以上の学会員歴
- 学会指定の研修機関での研修修了(5年以上)
- 学会認定の論文発表
- 倫理規定の遵守
審査に合格することで「認定医」として認められます。歯科医師全体の約2.5%しか取得していないとされ、一定の水準を示す資格です。
臨床指導医(旧専門医)
臨床指導医は認定医よりも高いレベルの技術と経験が求められます。
- 認定医資格を有する
- 学会員として7年以上在籍
- 学会誌や学術集会での発表実績
2022年時点では全国に約381名しか存在せず、より厳しい基準を満たした医師といえます。
新しい「矯正歯科専門医」制度
日本歯科専門医機構の設立と目的
2018年に発足した「日本歯科専門医機構」は、歯科分野の専門医制度を標準化するために設立されました。公平性を担保し、医師の専門性を明確化する役割を担っています。
矯正歯科専門医の意義
この制度で認定された「矯正歯科専門医」は、矯正分野で高度な技能と知識を持ち、他分野の医師との連携や指導が可能であると認められた歯科医師です。
大きな特徴は、医療広告に「矯正歯科専門医」と記載できる唯一の資格である点です。患者さんにとっては専門性を見極める大きな目安となります。
矯正歯科医選びの6つのポイント
1. 認定資格を持つ医師を選ぶ
学会が認める認定医や臨床指導医、矯正歯科専門医の資格は、信頼できる医師を判断する際の参考になります。資格の有無は学会公式サイトで確認可能です。
2. セファログラム検査を実施しているか
頭部X線規格写真(セファログラム)は診断の国際標準です。成長予測や骨格分析のために不可欠な検査を行っているかを確認しましょう。
3. 精密検査と計画説明が丁寧か
咬合機能や筋機能の検査、模型分析、X線分析などを行い、治療計画をわかりやすく説明してくれる医師を選ぶことが大切です。
4. 常勤の矯正歯科医がいるか
矯正医が常勤している医院なら、装置トラブルがあったときも迅速に対応できます。
5. 費用が明確に提示されているか
自由診療である矯正治療は費用が高額です。総額制か分割制か、調整料、追加費用の有無などを事前に説明してくれる医院を選びましょう。
6. コミュニケーションのしやすさ
治療は数年にわたるため、説明が丁寧で質問に答えてくれる医師を選ぶことが安心につながります。
アイコネクト大森矯正歯科の特徴
日本矯正歯科学会認定医による診療
当院の院長は、日本矯正歯科学会認定医の資格を持ち、大学病院での研究・臨床経験を経て開院しました。
多様な矯正方法に対応
- クリアアライナー型矯正装置
- 表側矯正
- 裏側矯正(リンガルブラケット)
- 部分矯正
一般歯科との連携
虫歯や歯周病のケアを同時に進めることで、治療の遅延を防ぎ、総合的な口腔管理が可能です。
費用と通院目安
- ワイヤー矯正:Ⅰ期 45万円、Ⅱ期 40〜55万円
- クリアアライナー型矯正装置:症例により異なる
- 通院:ワイヤー矯正は月1回、アライナー矯正は2.5か月に1回程度
丁寧なカウンセリング
初診相談は無料で、費用や期間、治療の流れを明確に説明しています。
まとめ:矯正治療の成功は信頼できる医師から
矯正治療は見た目の改善だけでなく、咀嚼機能や清掃性の向上など健康面でも大きなメリットがあります。
- 認定資格の有無を確認する
- 適切な検査と説明を行う医院を選ぶ
- 費用体系が明確な医院を選ぶ
これらを踏まえて医師を選ぶことで、安心して治療を受けられる環境につながります。
アイコネクト大森矯正歯科では、専門性のある矯正歯科医による治療、多様な装置選択、明確な費用提示を心がけています。ぜひ一度ご相談ください。

監修ドクター:冨田 大介
略歴
大阪歯科大学卒業
東京歯科大学勤務(研修医)
昭和大学歯科矯正学講座 入局
昭和大学大学院 博士号取得
昭和大学歯科病院 助教(歯科)
都内複数一般歯科医院にて
矯正科担当医として勤務
白金高輪矯正歯科 副院長
医療法人社団因幡会 矯正科医局長
資格
日本矯正歯科学会 認定医
歯学博士
所属学会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本スポーツ歯科医学会
