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【2025年最新】部分矯正で叶える理想の前歯|選び方と注意点

コラム

部分矯正とは?前歯だけを美しく整える治療法

人前で最も目に入りやすいのは、笑ったり話したりしたときの前歯。わずかなズレやすき間でも気になってしまい、「思い切り笑えない」という方は珍しくありません。
そこで注目されているのが部分矯正。全体の歯並びを大きく動かす全顎矯正と比べて、治療範囲が限定的であるぶん、期間と費用の負担を抑えやすいのが大きな魅力です。

部分矯正は、その名の通り口腔内の一部に焦点を当てる矯正。多くは犬歯〜犬歯(上下3番〜3番)の範囲、つまり見た目の印象を左右しやすい前歯部を対象に行います。
軽度のデコボコ(叢生)やすきっ歯など、比較的軽微な不正に対して短期間で見た目の改善を実感しやすいのが特徴です。


部分矯正のメリット:短期間・低コストで理想の前歯を手に入れる

治療期間が短い

最大の魅力はスピード感。動かす歯の本数や移動量が小さいため、おおむね4〜12か月を目安に計画できるケースが多く、症例によってはさらに短期間で完了することもあります(個人差あり)。
長期の装置装着に抵抗がある方や、イベント・就職・留学など明確な目標時期がある方にも検討しやすい選択肢です。

費用が抑えられる

全顎矯正と比較すると治療範囲が狭いため、費用を抑えやすいのも利点。一般的な相場感として約35〜70万円のレンジで設計されることが多く、カバーする歯の本数・難易度・装置の種類で変動します。
当院では、診断結果に基づく明確な見積りをご提示し、分割・デンタルローン等の支払い方法も用意しています。

装置が目立ちにくい

対象が前歯部中心でも、装置の選択肢で見た目に配慮可能。たとえばセラミックブラケット+目立ちにくいワイヤー、あるいはクリアアライナー型矯正装置など、ライフスタイルや職業に合わせた運用がしやすくなっています。

痛みや違和感の負担が比較的少ない

動かす歯の本数・距離が小さいぶん、違和感が軽めにとどまる傾向があります。ただし個人差があり、調整直後の圧痛や咬合時の違和感などが数日出ることは珍しくありません。


部分矯正の適応症例:どんな歯並びが治療できる?

部分矯正に向いているケース

  • 前歯の軽度な重なり(2〜3mm程度)
  • すきっ歯(空隙歯列)
  • 前歯1〜2本の軽い傾き・回転
  • 軽度の上顎前突(抜歯を伴わない範囲)

このような症例では、奥歯の咬み合わせ(臼歯部咬合)が安定しており、前歯部のみの移動で整えられる見込みが立ちやすくなります。
当院では、初診時に口腔内写真・X線評価・必要な型取り等を実施し、部分矯正で十分か/全体治療がよいかを丁寧に判定します。

部分矯正では難しいケース

  • 重度の叢生や大きな空隙など移動量が大きい
  • 奥歯の咬み合わせに不調和があり、前歯だけを動かすと全体バランスが崩れる恐れ
  • 骨格的な問題(受け口・骨格性の上顎前突など)を伴う
  • 抜歯レベルの改善が必要

前歯だけを短期で整えようとしても、咬合全体の調和が保てないと仕上がりや安定性で不利になることがあります。全顎矯正(必要なら外科的併用含む)を検討した方が結果的に期間・コスト・仕上がりで合理的な場合もあります。
まずは専門的診断で適応の境界線を見極めることが肝心です。


部分矯正の種類と特徴:あなたに合った方法は?

表側矯正(ワイヤー矯正)

歯の表側にブラケットとワイヤーを装着し、三次元的に精密なコントロールが可能。回転・傾斜・トルクなど細かい仕上げに強みがあります。
セラミックブラケット+ホワイトワイヤー等を選べば、審美性に配慮しながら治療が進められます。

裏側矯正(リンガルブラケット)

装置を歯の裏側に装着するため、正面からほとんど見えないのが特長。人前に立つ機会が多い方に選ばれやすい一方、舌側の違和感・発音の慣れが必要で、深い咬みの方は適応に注意が必要です。

クリアアライナー型矯正装置

透明の取り外し式トレーを段階的に交換して歯を動かす方法。目立ちにくく、清掃性を保ちやすいためビジネスシーンでも取り入れやすいのが魅力です。
ただし、装着時間の自己管理(目安1日20〜22時間)が結果に直結し、大きな回転・垂直移動・抜歯空隙の大きな閉鎖などは不得手になりやすい領域。症例選択がカギになります。

どの装置にも利点と留意点があります。見た目・期間・清掃性・通院頻度・費用を総合的に比較し、自分の生活にフィットする方法を選びましょう。


部分矯正の注意点:知っておくべきデメリットと限界

治療範囲が限定される

犬歯〜犬歯の前歯部中心の改善であり、奥歯の咬合関係は基本いじりません。
「前歯だけを整えたい」希望には合致しますが、咬合の不調和が背景にある不正根本解決にならないこともあります。

後戻りリスクへの対策が必須

前歯は後戻りしやすい部位リテーナー(保定装置)を指示通りに使うことが、結果の長期安定には不可欠です。保定期間の来院・点検も大切です。

IPR(歯間削合)が必要になる場合

移動スペース確保のため、エナメル質範囲でごく少量の歯間調整(IPR)を行うことがあります。手技・量・ケアが適切であれば歯質への影響は最小化できますが、事前説明と同意が前提です。

途中で全顎矯正へ切り替える可能性

診断で部分矯正適応と判断しても、予想以上の移動量や咬合影響が判明した際には全体治療へ方針変更することがあります。はじめに切替え基準や費用・期間の取り扱いを明確にしておくと安心です。


部分矯正の流れ:初診から治療完了まで

1. 初診相談(カウンセリング)

院長が現状の悩み・希望を伺い、部分矯正の適応可能性おおまかな期間・費用感を説明します。

2. 精密検査と診断

**口腔内写真、X線評価、必要な型取り(デジタル可)**などを実施。歯周状態・咬合・スペースを精査し、治療シミュレーションでゴールイメージを可視化します。

3. 計画説明と同意

装置の種類・通院頻度・期間・見積り、想定されるリスク/副作用を丁寧にご説明。十分に納得いただいてから装置装着へ。

4. 装置装着〜調整

表側/裏側/アライナー等、計画に沿って装置をセット。ワイヤー矯正は月1回前後、アライナーは約2.5か月前後の来院が目安(症状により調整)。

5. 装置撤去と保定(リテーナー)

目標到達後、装置を外し保定装置へ移行。1〜2年を目安に計画し、後戻り対策を徹底します。


部分矯正の費用と支払い方法:気になる経済的負担

費用相場

  • 部分矯正約35〜70万円(本数・装置・難易度で変動)
  • 全顎矯正参考約50〜150万円
    当院では症例に合わせたプランを提示し、追加費用の有無・中断時の取り扱いまで明確にご説明します。

支払い方法と医療費控除

  • **現金・クレジットカード・デンタルローン(12回/24回 等)**に対応
  • 医療費控除の対象となる場合があるため、領収書の保管をおすすめします

アイコネクト大森矯正歯科の部分矯正:当院の特徴と強み

1. 矯正専門医による精密設計

日本矯正歯科学会認定医が、審美と咬合の両立を前提に前歯だけに偏らない計画を立案。仕上がりの質と長期安定にこだわります。

2. 一般歯科との密な連携

むし歯・歯周病・補綴の調整などを事前に整えることで、矯正の安全域とクリンネスを高めます。必要に応じて最小限の歯質介入でゴールへ。

3. 多彩な装置ラインアップ

表側(メタル/セラミック)・裏側(リンガル)・クリアアライナー型から選択。見た目・清掃性・期間・費用のバランスを一緒に検討します。

4. 通いやすさとプライバシー

JR大森駅徒歩1分平日夜間・土日診療で忙しい方も通院しやすく、完全個室で落ち着いて相談・治療が受けられます。


まとめ|部分矯正で“理想の前歯”に近づくために

部分矯正は、短期間・抑えた費用・目立ちにくい運用前歯の印象改善をねらえる実用的な治療法です。
一方で、適応の見極め・後戻り対策・IPRの要否・全体治療への切替え基準など、注意点の理解も欠かせません。

  • 向いている:軽度叢生/すきっ歯/1〜2本の傾き・回転/軽度上顎前突(非抜歯範囲)
  • 向かない:重度叢生・空隙/臼歯咬合の不調和/骨格要因を伴う不正/抜歯が前提の症例

まずは初診相談で現状を可視化し、装置の違い・期間・通院・費用・リスクまで具体的に把握しましょう。
あなたの生活に無理なく溶け込むプランが見つかれば、思い切り笑える毎日がぐっと近づきます。前歯の悩みは、部分矯正という選択肢で解決できるかもしれません。お気軽にご相談ください。

監修ドクター:冨田 大介

略歴

大阪歯科大学卒業
東京歯科大学勤務(研修医)
昭和大学歯科矯正学講座 入局
昭和大学大学院 博士号取得
昭和大学歯科病院 助教(歯科)
都内複数一般歯科医院にて
 矯正科担当医として勤務
白金高輪矯正歯科 副院長
医療法人社団因幡会 矯正科医局長

資格

日本矯正歯科学会 認定医
歯学博士

所属学会

日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本スポーツ歯科医学会

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