
クリアアライナー型矯正装置で安心して治療を進めるために!費用を抑える5つの方法
「クリアアライナー型矯正装置を始めたいけれど、費用が気になる…」
「透明で目立ちにくい矯正装置で治療したいけれど、料金が高額になりそうで不安…」
こうした悩みを抱えている方は少なくありません。クリアアライナー型矯正装置は取り外しが可能で審美的に優れているため人気のある方法ですが、自由診療であることから費用に対する不安が大きいのも事実です。
しかし、正しい知識を持ち、事前に準備をしておけば、費用負担を軽減しながら治療を進められる可能性があります。ここでは、費用相場を確認しつつ、負担を抑える具体的な工夫を紹介します。
クリアアライナー型矯正装置の費用相場を知ろう
まずは一般的な費用相場を把握しておきましょう。
- 部分矯正(前歯のみなど限られた範囲):10万〜45万円程度
- 全体矯正(奥歯まで含む):60万〜100万円程度
治療には、初診料・検査料・診断料・装置代・調整料などが含まれる場合が多いですが、医院によって料金体系は異なります。
また、治療期間は2〜3年、通院回数は24〜36回程度が一般的とされています。
「思ったより高額…」と感じる方もいるでしょう。ですが、これから紹介する工夫を取り入れることで費用を抑えられる可能性があります。
方法①:医療費控除を活用する
クリアアライナー型矯正装置にかかった費用は、機能改善を目的とする場合、医療費控除の対象となります。年間の医療費が10万円を超えた際に確定申告を行うことで、所得税や住民税の還付・軽減が期待できます。
たとえば、課税所得が400万円の方が年間100万円の医療費を支払った場合、所得税や住民税を合わせて約27万円の負担軽減につながるケースもあります。
控除を受けるには確定申告が必要です。給与所得者でも「還付申告」として申請できますので、診療費の領収書や交通費の記録、源泉徴収票などを保管しておきましょう。
方法②:分割払いやデンタルローンを利用する
一括払いが難しい場合、医院によっては12回や24回の分割払いに対応していることがあります。さらにデンタルローンやクレジットカード払いに対応する医院も増えています。
分割払いのメリットは、月々の支出を抑えて家計に合わせやすいことです。ただし、金利や手数料が発生する場合があるため、総額が増える可能性もあります。医院によっては無利息の分割払いを用意していることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
また、カード決済でポイントを活用すれば、わずかですが費用の実質的な軽減につながることもあります。
方法③:部分矯正を検討する
全体矯正ではなく、前歯など目立つ部分だけを対象とする部分矯正を選ぶ方法もあります。
部分矯正は10万〜45万円程度で済むことが多く、全体矯正(60万〜100万円程度)と比べて費用を大きく抑えられます。
ただし、部分矯正では奥歯の噛み合わせまで改善できない場合もあるため、自分の症状に適しているかを必ず歯科医師と相談しましょう。治療範囲と費用のバランスを考えることが大切です。
方法④:モニター制度を利用する
一部の医院では、治療経過を症例として提供する代わりに費用が割引されるモニター制度を実施しています。通常より10〜30%程度安くなる場合があり、費用を抑えたい方に有効です。
ただし、常時募集しているわけではなく、人数に制限があることが多いので、興味がある方は複数の医院に確認してみると良いでしょう。治療の質やサポートが通常と同じであるかも事前に確認しておくと安心です。
方法⑤:治療期間を延ばさない工夫をする
治療が長引くと、通院回数や追加装置が必要になり費用が増える場合があります。
そのためには、装着時間(1日20〜22時間以上)を守ることが非常に重要です。食事や歯磨き以外は装着し続けることを習慣にしましょう。
また、定期的な通院を守ることも大切です。通院を先延ばしにすると、トラブルの発見が遅れ、治療期間が延びて費用が増えるリスクがあります。
追加費用が発生するケース
治療を始める前に、追加費用がかかる可能性を理解しておきましょう。
- 虫歯や歯周病の治療が必要になった場合
- 装置を紛失・破損し、作り直しが必要になった場合
- 抜歯を伴う治療計画になった場合
これらは別途費用がかかることがあります。
一般的なリスク・副作用
クリアアライナー型矯正装置には次のようなリスクや副作用が伴います。
- 歯の移動による痛みや違和感
- 装置の装着・取り外しに伴う不便さ
- 装着時間不足による治療期間延長
- むし歯や歯周病リスクの上昇(清掃不良の場合)
こうしたリスクを理解し、適切な管理を行うことが大切です。
医院選びで費用を抑えるポイント
- 料金体系が明確であること:総額制を採用している医院なら予算管理がしやすい。
- 一般歯科との連携があること:虫歯や歯周病の治療も並行して行える。
- 認定医・専門医の在籍:専門資格を持つ医師のもとで計画的に治療を進められる。
- カウンセリングが充実していること:治療内容・費用・リスクについて丁寧に説明がある。
まとめ
クリアアライナー型矯正装置は自由診療であり、費用は決して安くはありません。
しかし、医療費控除や分割払い、部分矯正やモニター制度の活用、装着時間の徹底などを実践すれば、経済的負担を抑えながら治療を進められる可能性があります。
また、料金体系の明確さや歯科医師の専門性、カウンセリングの充実度などを考慮して医院を選ぶことも重要です。

監修ドクター:冨田 大介
略歴
大阪歯科大学卒業
東京歯科大学勤務(研修医)
昭和大学歯科矯正学講座 入局
昭和大学大学院 博士号取得
昭和大学歯科病院 助教(歯科)
都内複数一般歯科医院にて
矯正科担当医として勤務
白金高輪矯正歯科 副院長
医療法人社団因幡会 矯正科医局長
資格
日本矯正歯科学会 認定医
歯学博士
所属学会
日本矯正歯科学会
アメリカ矯正歯科学会
日本顎変形症学会
日本口蓋裂学会
日本スポーツ歯科医学会
