1.シミュレーションソフト閲覧実習
シミュレーションソフト上で治療計画の意味合いを理解し、治療進行予定について確認をして相互で治療計画を見せながら説明をする実習を行いました。
いまどこの歯が動いているのか、どの歯の移動が難しいのかなどシミュレーションソフトを使用して説明できることが増え、様々な点から治療の経過を追うことができるようになりました。
2.アタッチメント実習
アタッチメントとは?
歯にマウスピースをフィットさせたり、歯にマウスピースの力が効率的に与えられるように設計されていて、歯の移動を補助してくれる白いつぶつぶのことです。
アタッチメントをつけるための柔らかいマウスピースがあり、そこにレジンを入れて光照射して固めます。
アタッチメントをつける実習を模型上で行いました。レジンの適切な量や、プレートから溢れた余分なレジンを確実に除去すること、防湿・乾燥をしっかり行うことを学びました。
【アタッチメントセットの術式】
①クリーニング、歯面処理
②アタッチメントテンプレートにレジンを入れる
③光照射
④余分なレジンを除去
アタッチメントは外れてしまう可能性があります。
外れてしまったらすぐつけ直す必要のあるものなのかを判断するポイントを聞き、患者さんへの迅速な対応ができるよう務めていきたいと思います。
3.モニタリング実習
モニタリングとは歯が計画通りに移動しているかを確認するためのもので、実際の歯の移動とシミュレーションソフトの治療計画と比較し、歯とマウスピースの適合などを確認します。
マウスピースが歯から浮いている場合、患者さんが装着時間を守っていなかったりIPR(歯のやすりがけ)が不足していることがあります。それらをシミュレーションソフトや患者さんからお話を聞き、ドクターに伝えてスムーズな診療ができるよう心がけてまいります。
4.カウンセリング実習
カウンセリング実習では初診の患者さんが来院された(矯正相談)時にどんな対応をしたら患者さんが快適に過ごせるか?患者さんが困っていること、どこの歯並びが気になって来院されたのかなどの経緯をお聞きし、安心してお話をしていただけるような話し方を学びました。
矯正相談にきた方はいろんな不安を抱えて来院される方がほとんどだと思います。そこで緊張せずにリラックスしてお話していただける環境づくりを大切にしたカウンセリングをしていきたいです。